北欧は他のヨーロッパ諸か国と比べて治安が良く、安心して旅行に行くことができます。ただし、当然ですが日本と文化的に大きく異なる点が存在しているのも事実。楽しい旅行にするためにも、できるだけ不安を払拭したいもの。そこで今回は旅行者が一番心配になる(?)「トイレ」問題について解説します。この記事を読むことで、不安の大部分は解消できるはず。必要に応じてブックマークしておいてください。
北欧はトイレが有料?
残念ながらこれは事実です。むしろ高品質なトイレをいたるところで無料で使える国は、世界中で日本くらいなものと言っても過言ではありません。北欧諸か国のトイレも衛生面で言えば他の国よりも優れていると言えると思います。ただしそれはあくまで人が清掃しているから。その維持のために人件費は発生しているのです。物価の高い北欧では、レートにもよりますが1回のトイレの利用でペットボトルの水1本分くらいが請求されます。当然ペットボトルの水も高く、ぼくが以前行った旅行時のレートではだいたい300円くらいでした。日本では考えられないことです。そこで北欧旅行はおのずと無料トイレスポットを探す旅になります。
デンマーク、フィンランド、ノルウェーの無料トイレスポット
ここでは実際に存在を確認した無料トイレスポット情報をシェアしたいと思います。いずれも2024年5月時点では確かにありましたので、比較的安心して使えるはず。スウェーデンが無いのは情報がだいぶ古くなってしまうため…また確認したら追加していきます。
デンマーク(コペンハーゲン)
デンマークは旅行者に優しい国の印象です。基本的に無料のトイレスポットは多め。ここで紹介した場所以外でも有名な観光地であれば、チケットを買う前に利用できるトイレも多めです。そんな中でもコペンハーゲン観光で知っておくと便利な二か所をご紹介します。
市庁舎
チボリ公園を見上げているアンデルセン像がすぐ隣にあることでおなじみの市庁舎。こちらは誰でも入れますし無料のトイレがあります。すごくキレイというわけではありませんが、立地的に非常に助かります。2階のトイレはスタッフ専用なので、その点だけ注意してください。ちなみに当然ですがチボリ公園内のトイレは全て無料です。
イルム
ストロイエにあるデパートです。1階にはハイブランド、上には無印良品もあったりします。ここは日本の髙島屋みたいな感覚で無料トイレが使えます。個人的に何度もお世話になっています。
フィンランド(ヘルシンキ)
デンマークと比べると無料トイレは少し少なめかも。こちらも有名な観光地の近くという観点から、3か所をご紹介します。
アカデミア書店(カフェ・アアルト)
映画『かもめ食堂』でも登場したことから、一度は訪れてみたくなるカフェ。アカデミア書店の2階にあります。カフェそのものにトイレがあるというわけではなく、アカデミア書店内にあるトイレが普通に無料です。したがって他のカフェにありがちな「何か注文しないと使わせてもらえない」というルールはありません。アアルトで安心してビールが飲めます。
Sofiankatu Public Toilet Free
こちらはヘルシンキ大聖堂のすぐ近くにある公共トイレです。その名の通り無料で利用できます。大聖堂の近くという立地の良さが最高ですし、イッタラ・アラビアやアアリッカといった人気ショップの近くでもあります。ここを知っておくと安心感が非常に増します。
ヘルシンキ中央図書館
上二つとはちょっと距離の離れた場所として、こちらもご紹介しておきましょう。是非観光でも訪れてもらいたいお洒落図書館です。さすがに図書館のトイレは無料ですのでご安心ください。ちなみにこちらはジェンダーレストイレです。さすが北欧って感じがします。
ノルウェー(オスロ)
オスロはなかなか苦戦するかもしれません。「怒りんぼう」の像で有名なヴィーゲラン公園も、広大な公園内なのにトイレは有料・・・。DFDSのフェリーターミナルも、無料で入れる範囲に有料トイレしかありません。(チケット確認後の乗船前のエリアにはさすがにありますが・・・)オスロ観光の大半は美術館巡りになると思いますので、できる限りその都度寄っておくのがおすすめです。そんな中でも無料で行ける場所を1か所紹介します。
国立美術館
ここはチケットを買わなくてもトイレの利用が可能です。地下にロッカールームがあり、無料エリアでアクセスできます。せっかく行ったらムンクの『叫び』も観ていきましょう。月曜日は休館な点にだけ注意。
以上3か国、計6か所の無料トイレをご紹介しました。比較的わかりやすい場所ばかりなので、是非観光時の参考にしていただければと思います。
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